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土岐+榊


小日向ちゃんに呼ばれて来たんだが、声を掛けたところで二人は俺に意識を向けることもなく互いから顔を背けてそっぽを向く。まあいつかこうなるだろうなとも思ってたけど、と妙に納得しつつも二人の傍らで戸惑いつつも茶を出してくれた小日向ちゃんに礼を言って、榊、と呼び掛ける。渋々といった様子でこちらへと意識を寄せる榊の手を取って、空いた片方で土岐の手を取る。は、だなんて呆けた面を晒す二人を引っ張って寮を出た。