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ジャン・カルロ


身体をぐっと近付けて、ひくりと跳ねた肩を抱き寄せて、僅かながらに上下する喉元へと唇を寄せた。「……ん、やめ、」かあ、と赤くなる姿に思わず洩れた吐息。鎖骨の上の、彼を縛る印の上へ口付けを一つ。切なげに呼ばれた名前に笑みを浮かべずにはいられなかった。