土方歳三 好きだ、と気付いたところで伝えるべく相手は当に土の中。馬鹿みてえ、と呟いたところで笑ってくれる奴はもう居ない。ぽたり、ぽたり。頬を伝うそれは塩辛い、独特のそれで。鉄臭い赤を流して死んだお前をひたすらに恋う。 <│back│>