平和島静雄 くしゃりと撫でられた髪はそのままに撫でた張本人へと意識を寄せる。煙草をくわえたままに俺とは視線を合わせないで。でも空いた片手で撫でることはやめなくて。この手を離さないでくれ、そう言えたのなら。 <│back│>