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平和島静雄


あー、だなんて子供みたいな真似をして扇風機の前に陣取る静。よほど熱中しているのか髪は風呂から上がったままで雫が垂れているのも構わずに扇風機ばかりに意識が向けられている。仕方ないな、と。タオル片手に静の髪へと手を伸ばす。ん、だなんて擽ったそうな声音に自然と笑みが溢れた。