井吹龍之介


柔らかい蒼に指を滑らせる。くすぐったいから止めろと洩らされた言葉に気付かぬ振りをして尚も手を止めないでいれば何故か涙目で睨まれる始末。その瞳が俺を煽るんだって、もう何度も伝えてるはずなんだけどなあ。