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榊大地


捕まえた。背後から腕を回して肩へと顎を預けての言葉に返されたのは不機嫌な面で。またあいつか、と。頭を過った関西弁の彼の名を出せば。あからさまに唇を噛み締めたその姿にちょっとばかしの嫉妬心がふつふつ。お前は俺のだから、悔しさ紛れに唇へと噛みついてやった。