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井吹龍之介


ん、と差し出したいちごオレのストローを何の躊躇いもなく口に含む龍。昔、飲み差しを渡した際に慌てていた姿が嘘のようで。随分と俺に慣れてくれたよなあ、と。思わず洩れた言葉に返される数回の瞬き。あんたは特別だ、なんて。なんだそれ、あー顔熱い。