原田左之助
左之助、と呼べば振り返ったその身体を抱き締める。きつく離さないように、離れていかないように、誰にも取られないように。悔しいことに奴の方が僅かに高い身長故に俺は爪先立ちだけども。どうした、なんて緩く笑って俺の髪を撫でるお前が好きで仕方ないんだよ。
左之助、と呼べば振り返ったその身体を抱き締める。きつく離さないように、離れていかないように、誰にも取られないように。悔しいことに奴の方が僅かに高い身長故に俺は爪先立ちだけども。どうした、なんて緩く笑って俺の髪を撫でるお前が好きで仕方ないんだよ。