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一ノ瀬トキヤ


顔色が悪いと顔を覗き込めば途端に視線を逸らされる。良いからこっち向けよ、無理矢理に頬を両手で固定しこちらに振り向かせた顔は赤みを帯びていて。もしかしてと額に手を当てればじんわりと熱が伝わる。俺の手を振り払って自室に向かう一ノ瀬に、無理すんな、と一言投げるしか出来ない俺は一体どうしたら良いのか。