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奥村燐


「燐君」
「んー、なんだよ」
「ゴリゴリ君の梨味あるじゃん」
「おう、あれ美味いよな」
「ん、あれの原材料って分かる?」
「原材りょー……って、梨じゃねえのか」
「ん、あれ実は林檎らしいよ」
「へ?」
「ふは、やっぱ驚くよな」
「そ、それじゃあ梨じゃなくなるだろっ」
「まあそこは大人の事情じゃないかな」
「そ、そうだったのか」
「ん、しかも明日出荷分で終了らしいよ」
「な!」
「うん、だからさ」
「……」
「一緒に食べよっかこれ」
「へ?」
「燐君と一緒に食べたかったから買ってきちゃった」
「い、良いのかよ」
「ん、勿論」
「……っ、」
「それだけ喜んでもらえるならゴリゴリ君も幸せだろうなあ」
「あ、ありがとなっ」
「ふは、どういたしまして」