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奥村燐


「あー、鳴ってきたな」
台風の影響で朝から窓の外は土砂降りざーざー。おまけに雷まで鳴り出すもんだから迂闊に外にも出れやしない。任務先の民家で雨宿りをしていれば不意に制服の裾を引っ張られる感触。

「燐君、ちょっとこっち来てみ」
俺の背に隠れる燐君を呼んで一緒に床へと腰を下ろす。

「ほら、これなら大丈夫だろ」
燐君の耳元を両手で塞いで気持ちを落ち着かせるべく額に口付けを落とす、ちなみに煩悩含めてだったり。