平和島静雄 見知った後ろ姿に声をかける。振り返ったその顔はこれまた随分と不機嫌そうで。あー、またあいつか。口には出さず、どっか落ち着くか、と辺りを見渡して。目に着いた自販機で買ったココアを手渡せば漸く小さな苦笑と共に短い謝罪の言葉が洩らされた。 <│back│>