井吹龍之介 不意に手を伸ばして見るからに触り心地の良さそうな髪に手を滑り込ませる。びく、と肩を跳ねさせた様がまるで子犬のようで。「可愛い反応しやがるよなあ全く」洩らした呟きはどうも龍之介に届いていたらしく、龍之介の奴顔真っ赤にしてやがった。 <│back│>