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平和島静雄


明けましておめでとう、玄関先に立ってそう言えばジャージ姿で寝癖まみれの静はきょとんとした表情でしぱしぱと瞳を瞬いた。初詣行かね、わざとらしく小首を傾げて聞けば漸く思考が再開されたのか、おう、と短く返される。新年初デートな、と。耳元で囁けば大袈裟に肩を跳ねさせた静はバタン、とドアをおもいきり閉めた。