沖田総司


「総司」
「なあに?」
「何じゃねえよ、寒いから」
「僕は暖かいよ」
「そりゃあお前は火鉢に直だからな。俺はお前が間に居ることで寒いんだよ」
「だから僕がくっついて暖めてあげてるでしょ」
「ったく、」
「僕なりの愛情表現、なんだけどなあ」
「それは分かってる」
「ふうん」
「……ったく」