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志摩廉造


「寒いいい」
「はいはい」
「はいはい、て。ちょ、もうちょい構ったって下さいよー」
「だって俺は寒くないんだよね、志摩君には悪いけど」
「……ほんまや、なんやあんさんの手え温かいわ」
「体温高いのよ俺、志摩君がそんなに辛いって言うなら抱き締めて暖めてあげようか?なーんて」
「え、ほんまですか」
「うは、まさかの返しだ」