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奥村燐


夜の空気に混じって僅かに臭うそれ独特の臭い。青臭いそれと手に吐き出された白に何度目かの溜め息。最中の盛り上がりはナリを潜めて、残ったのは特有の倦怠感と罪悪感ばかり。ごめんね燐君、そう呟いて今夜も俺は床に着いた。