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井吹龍之介


ふ、と吐いた息は夜空に白く溶けていった。もう直ぐで冬だなあ、とのんびり感慨に耽ったのも束の間。っくし、と聞こえたくしゃみに瞬きを数回。鼻の頭を赤くした井吹の手を引いて、ブレザーのポケットへと引き込んだ。