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勝呂竜士


う、と微かに聞こえた呻き声らしき音に足を止めて振り返れば勝呂くんがしゃがみ込んでいるのが分かった。見れば足首を押さえて眉間にはいつもよりも更に深い皺。捻っちゃった、と同じくしゃがみ込んで聞けば小さく頷きが返された。とりあえずと、トラックから離脱して勝呂くんを保健室に連れてくか、と。先生に目で合図した後に背中へと勝呂くんを促した。