平和島静雄 「……っ、」静、大丈夫か。かけた言葉に返答は無く。ひたすら肩を跳ねさせる静の両耳を塞げばきょとんと瞬きを一つ。おちつけ、口の形だけでそう伝えて静の身体を抱き締めれば。途端に光った雷の影響も加わってか、ぎゅう、と胸にしがみ付かれた。 <│back│>