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勝呂竜士


あ、勝呂くんちょっと待った。俺の呼び掛けに気付いた勝呂くんは振り返るとどないしたんか、と小首を傾げて訊いてきた。ちょっとごめんね、と予め断りをいれてそっと耳元へと手を伸ばす。ひく、と跳ねた肩は見ぬ振りをして外れかけたピアスを直せば。あ、ありがとおな、なんて僅かに頬を赤くしてお礼を言われた。ふ、可愛いなあこの子。