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奥村燐


苦しいっての、そう言いながらも俺の腕の中からは決して出ようとしない燐君に愛しさが募る。ねえ燐君、大好きだよ。僅かに尖った耳元に唇を寄せて小さく囁けば。ひくりと肩を揺らした燐君は、ぱっ、と顔を上げて。俺もだぜ、と燐君らしい笑顔を見せてくれた。