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アルフォンス+エドワード


背を向けてひたすらに先を見据える二人の背中は以前よりほんの少しばかりか大きくなったかのように感じられた。これからどんな困難が二人を待ち受けてるかだなんてそんなことは誰にも想像がつかないけれど、願わくは二人が笑ってこの地に帰ってこれますように。さて、俺もそろそろ出るか、とあらかじめ荷造りをしておいた荷物を背負い、両頬を一叩きして焼け落ちた二人の家の跡地をあとにする。少しでもあいつらを支えられるように、俺も、強くなる。