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東金千秋


誕生日おめでとう、と電話で伝えれば東金は一瞬の空白の後に、ああ、と頷いたような返しがあった。何で知っている、ときっと数回の瞬きと共に問われただろうその言葉に、土岐から聞いた、と伝えれば。そうか、予想外だったぜ、と、くつくつと喉を鳴らして笑われた。お前に会いたいよ、小さく呟けば。お前だけと思うなよ、なんてそれはそれは上から目線な回答に自然と笑みが洩れた。