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奥村燐


さっみい、と隣で身体を震わせる燐君に、部屋戻る、と聞けばまだお前と居たいんだよ、その言葉と共に手を握り締められた。そっか、ありがと燐君。握られた手の温度を貰いながら呟いて燐君の頭を軽く撫でれば。またガキ扱いじゃねえか、とそっぽを向かれた。俺がこうやって接するのは燐君だけだよ、と。耳元で囁けば、ばーか、と小さい笑みと共に返された。ああ、なんかすごく幸せだなあ、と。