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井吹龍之介


なあ、と。不意に腕を引かれてその重力に逆らわずに振り返ればそこには俯いた龍が居た。どした、と。顔を覗き込んで聞けばひくりと跳ねる肩。明日空いてるか、と。小さな声音でのお誘いに俺は即答で首を縦に振った。