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原田左之助


急に寒くなったよなあ、との呟きに頷きを返す。確かに夕方と言えど以前と比べ格段に日が落ちるのは早くなったし気温もどんどん低くなるばかり。そんなことを考えていれば不意に思い付いた悪戯に小さく喉を鳴らす。寒いならこうしねえ、と左之助の右手を取って指を絡めれば。ばーか、どんな言い訳だっての、なんてそれはそれは爽やかな笑みが返された。駄目だ、俺の負けだわ。