如月響也
寒い、と肩を震わせる如月に偶然バッグの中に入れていたパーカーを羽織らせた。一つ二つ瞬きをした後に何故か俯いた如月の顔を下から覗き込めば頬へ僅かに赤をさしている姿に今度は俺が瞬きをする羽目になった。どうした、と聞けば、あんたの匂いがしたから、との答え。やばい、俺も顔熱くなってきた。
寒い、と肩を震わせる如月に偶然バッグの中に入れていたパーカーを羽織らせた。一つ二つ瞬きをした後に何故か俯いた如月の顔を下から覗き込めば頬へ僅かに赤をさしている姿に今度は俺が瞬きをする羽目になった。どうした、と聞けば、あんたの匂いがしたから、との答え。やばい、俺も顔熱くなってきた。