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志摩廉造


えっちな本いる、教室に入ってきたばかりの志摩くんに紙袋に入ったそれを差し出してわざとらしく小首を傾げて聞けば。え、な、はあ、ちょ。まさに混乱してますってくらいにワタワタしだした志摩くんは普段助平だとかなんとか言ってるわりに意外と初なんだなあと思えた。志摩くんいらないみたいだから良いや、と。これまたわざとらしく笑顔で紙袋を机の中にしまえば、う、だなんて呻き声をあげて項垂れた志摩くんがそこには居た。