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四ノ宮砂月


久しぶりに会えた、そう呟けば砂月は苦笑とも失笑ともとれるシニカルな笑みを浮かべて見せた。よく言えるなそんな台詞、背を向けて返されたその言葉に俯いていた顔を上げれば砂月の肩は小さく揺れているのが分かる。その背を見たら、ああ、俺がこいつを困らせてるのかって泣きたくなった。