黒崎一護


よう少年、と。買い物カゴ片手にメモと睨めっこをする髪の明るい少年へと声を掛ければ。客なんすけど俺、と苦笑しつつも、ちわ、と律儀に返すんだから良い教育されてるんだろうなあと一人納得。夕飯の買い出しか、とメモを覗き込めば、そうっすよ、との返事。探してるもんあるなら言ってみ、とメモを引き取れば。あざっす、てへらりと笑って見せたオレンジ頭の少年。