×
「#オリジナル」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -




榊大地


ちょっとお兄さん待った、と引き止めたのは確かに俺だが何を間違ったかその後に言葉が続かない。対して俺が引き止めた長身のお兄さん、首を傾げつつも律儀に待ってくれている。あれお客様を売り場の通路ど真ん中で引き止めちゃうとか駄目じゃね俺。悶々と考えていれば、俺はまだ暫く居るので用件を思い出したらまた声をかけて下さい、なんて爽やかな笑み付きで返された。わあ、お兄さんいっけめーん。