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東月錫也


「え、何、どうしたのこの手」
俺が両腕を広げて見せれば錫也は不思議で仕方ないといった様子で首を傾げて見せた。だから誕生日だろ、そう言って腕の中に錫也を閉じ込めれば僅かに身じろきをした後に大人しくなった。

「俺がプレゼント、なんつって」
くしゃりと柔らかい髪を櫛きながら言えば途端に頬を緩めてへにゃりと笑った。