×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -




奥村燐


「なあ」
「ん、どうかした?」
「いや、」
「ふ、燐君が歯切れ悪いのってなんだか珍しいね」
「あー」
「良いよゆっくりで」
「お、う」
「うん」
「……」
「……」
「あの、さ」
「うん?」
「なんでお前は俺に優しくしてくれんだ」
「へ」
「お、俺はお前に何を返してやれんのかって考えてたら、答えが見付からねーんだよ」
「燐君」
「……っ、」
「俺が優しいのは相手が燐君だから」
「へ」
「燐君がすっごく大事だから」
「……っ、な」
「燐君、大好きだよ」
「う、」
「俺が好きでしていることだから、燐君は気を遣わないで大丈夫」