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平和島静雄


 ※女主

テーブルに置かれた紙を適当に選んでそれを開きつつ周りを見渡した。“恋人”と、書かれたそれは体育祭ならではのお約束っつうのか。まあ、あいつを連れてこないことにはゴールすら出来ねえから一直線にあいつの元に走る。どうしたの、なんて瞬きするのをスルーして横抱きにすれば真っ赤になって俯きやがったから。どうしたってそれは俺にも移っちまって、二人して赤い顔をしながらゴールテープを切る羽目になった。