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勝呂竜士


 ※女主

ぺらり、と紙を開封した後に書かれていた文字を見て若干の目眩がした。“気になる人”なんて、なんとまあ王道な。ちらり、と視線を向けた先に居た勝呂君はいつも一緒に居る志摩君や三輪君と何やら話し込んでいるみたいだった。あの中に入って勝呂君を連れてくるべきか否か、一瞬の思案の後に指示書を握り締めて彼の元に走った。これを機に、少しの勇気を出してみようと思ったから。