×
「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -




黒崎蘭丸


お帰り、と言ったら蘭丸は汗に濡れて湿った前髪を勢いよくかきあげて見せた。いまだ興奮に染まった瞳はきらきらと輝いている。相棒のベースを丁寧に立て掛けてから一息つく、そんな蘭丸に冷えたミネラルウォーターを差し出すときょとんと瞬きをひとつ。さんきゅ、と言葉と共にそれは瞬く間に飲み干されていった。