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志摩廉造


ねえねえ志摩くん、と。追試のために教科書とにらめっこをする志摩くんの脇腹をつついてみれば。ひく、と一跳ねする肩に何故か妙に楽しくなってきて再度脇腹をつついてみた。ぱし、と捕まれる右手首、視線の先には勿論志摩くん。どしたの、なんて白々しく言ったら、ちょっかいかけんといてください、て眉尻下げて言われた。だって志摩くんが構ってくれないからさ、と返したら。あんさんにはほんま敵いませんわあ、て小さく笑われた。