奥村燐
「明日こそは早く起きる」
昨晩そう意気込んでベッドに潜った燐君は今日もそれまでと変わらず未だにベッドの中、ちなみに時刻はもう少しで十一時。夏休みが無駄になる、そう言ってむくれた燐君だけど、気持ち良さそうに眠る君をどうしたって起こすことが出来ずにいる俺はやっぱり燐君に甘いんだなあ、と一人苦笑を洩らした。
「明日こそは早く起きる」
昨晩そう意気込んでベッドに潜った燐君は今日もそれまでと変わらず未だにベッドの中、ちなみに時刻はもう少しで十一時。夏休みが無駄になる、そう言ってむくれた燐君だけど、気持ち良さそうに眠る君をどうしたって起こすことが出来ずにいる俺はやっぱり燐君に甘いんだなあ、と一人苦笑を洩らした。