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勝呂竜士


勝呂くんの誕生日なんだってなあ、と。皆からのプレゼントを両腕に抱えた勝呂くんの隣へと並んでその表情を伺ってみた。大袈裟すぎや、と。小さく返されたそれは言葉とは裏腹に僅かに耳元を赤く染めて呟かれたものだから。愛されてるな、勝呂くん。ぐしゃりと髪を撫でた後にポケットから出した包みを他の皆の山の上に置いてにへらと笑う。あほ、なんて。今の表情じゃ全然迫力無いよ、勝呂くん。