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原田左之助


「なあ」
「うん、どした?」
「いや」
「え、なに、左之が口ごもるなんて珍しい」
「あー、まあ大した話じゃねえんだけどよ」
「おう、言ってみ言ってみ」
「もう少しで夏休みも終わりだよな」
「だな」
「……」
「なあ左之」
「おう」
「一夏の思い出に何処か出掛けっか」
「……ばかやろう」
「ふ、だって左之が言いづらそうだったから」
「……ち、んじゃ早く行き先決めようぜ」
「りょーかい」