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白石蔵ノ介


「なあ白石」
「なんやねん」
「あのなあ」
「ん、どないしたん」
「めっちゃくだらへん質問して良えか?」
「……別に構へんで」
「さよか、ほな」
「ん、どんときいや」
「その左手の包帯なんやけどな」
「……」
「夏場て蒸れへんの?」
「は」
「せやから、夏やし蒸れて残念なことにならへんのかなあ、て」
「はあ、ほんまくだらへんな」
「せやから先言うたやん、で、どないやねん」
「あれや、そこはイケメンの法則でスルーしたってや」
「イケメン、て自分で言うなや……ちゅうかやっぱり蒸れるんやな」
「……まあ、夏やしな」