×
「#ファンタジー」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -




黒崎蘭丸


腹が痛いと言ったきりソファーに腹這いになって動かなくなった蘭丸を眺めること数分。傍らにしゃがみこんで顔色を窺おうにもちょうどソファーの肘掛けに突っ伏している形だからそれも叶わず。とりあえず水と薬、と立ち上がりかけたところで何故か引かれるシャツの裾。ただの食い過ぎだ、ここにいろ。珍しく、デレられたその言葉に俺の頬は無意識に緩んだ。