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- ナノ -




ディーノ


怪我をした、と。にへらと笑って頬を掻くディーノの頭を叩く。痛え、なんて涙目で唇を尖らせるディーノにおまけでもう一発。何だよっ、と。溢されたそれに、ボスの自覚、と小さく返せば。きょとんと瞬きの後に、じっと顔を見詰められた。お前は俺達のボスだ、と。もう何度言ったかも分からない台詞と共に僅かに低い位置にある髪をぐしゃりと撫でた。