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原田左之助


ハンドルを握る左之助の血管が浮き出た両手が好きだと思った。前方を見つめる横顔と、瞳が好きだと思った。ん、とこちらに向き直って綺麗に笑う左之助が好きだと思った。

「なあ左之助」
「んー、どうかしたのか」
「好きだ」
「そりゃどーも」
ふわりと頬を緩める左之助と、助手席に座る俺。