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土方十四郎


土方、と呼べば振り返るお前に愛しさが募る。紫煙を吐き出しながらの、吐息。お前はしつけえんだよ、そう言いながらも耳元が赤い。なあ土方、認めちまえよ。お前が望むなら、俺はいつだって俺を差し出すから。好き、と。その一言が欲しくて堪らねえんだ。