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シリウス・ブラック


夜の散歩に付き合うのはもう何度目か。普段の勢いとは違って控え目に掴まれたローブに小さく喉が鳴る。なに笑ってんだよ、そう言って肩越しに覗き込むシリウスの表情はいつもより幼い。オレと居る時だけのそれにぎゅう、と胸を掴まれた、気がした。