ここは、マギの長編小説を取り扱ってい ます。ジュダル寄り落ちです。
原作はあまり関係なしのオリジナルになると思います。裏(R18)が入る可能性あり。

なお、作品閲覧は任意で自己責任です。 また、あくまでも私の自己満足小説なの で、苦情、中傷、荒しなどは受け付けま せん。が、アドバイスや誤字脱字などの誤り、不具合がありましたら、なんなりと。

設定は下記にありますが、見なくても結構です。見ようと思う方だけどうぞ。設定内容は少量です。(任意)

▽設定

シア・シェルリニア

18歳、160cm、45kg
のほほーんとした天然。にこにこ。
ニブチンな為ジュダルも手を焼いてる。
ジュダル大好き。抱きつく。
口癖は「ジュダル、ジュダルー!!」

Thanks.E.G.

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▽番外編



第2章
いつも誰かのせいにしながら
僕らは傷ついてたんだ。
僕が全否定したそれは、
君の生きる意味だったので。
キレイに生きてたいんだと
君はよく微笑んでいたね。
喪失を笑い飛ばせるほど、
僕らは大人でもなかった。
誰も傷つかない世界を、
望んだのは僕らだったのに。
たとえば僕が
君に出逢ってなかったら
(ねえそれでも僕らは)
(誰かを傷つけずにはいられない。)

第3章
ただそれだけの理由
僕らには必要だった
誰かを救えるくらいに
強がりな僕でいたいけど
弱さは音も立てずに
こぼれ落ちてしまうから
理想論を突きつけて、
君を見ようとしなかった
もうきっと全部が遅かったんだと、
遠い背中に囁いて
君を繋ぐには
たった2文字で良かったのに
たとえば僕がこの手をのばしたら

第4章
確かに愛されていた
少年少女亡命
天国の行方を知ってるかい
それでも海は青かった
君は笑顔で泣いていた
優しさを欲した孤独
いつもそこには君がいた
君に殺された心臓
ぜんぶ嘘みたいだった
守ってくれるなら、素敵  


第5章
何も知らないままでいたい
加速する世界でひとりきり
置いてきぼりは誰ですか?
貴女のような僕でありたい
溶け合ってしまいたいね、
君が僕のすべてになる前に
幸せになってもいいんだよ
ひとりぼっちが怖かった
空冥の泣き出した夜
君のいない世界が滲ん

第6章
言葉のそばには君がいて
優しさを知らないまま大人になった
君のトクベツに触れたい
ただ僕らは相変わらずの距離にいて
心細さは笑ってごまかした
わがままな雰囲気を装って
夏でも君の温もりが欲し
そのままの僕に溺れられたら
その先は呆れるほどの青だろう
信じる意味を君に探して

第7章
ただ最期に愛したひと
もっと言葉が欲しいよ
涙を忘れさせて頂戴
栄光に潜む君のまぼろし
そのとき僕らは無力だろう
リアリストを知らないか
きみの勇気になりたい
薄らぐ痛みに戸惑って
忘れたくない恋がある
優しくなれたのは君のせい


第8章
君の指先を甘受する
あとは涙が残る だけ
今さら愛していたなんて
誰かのためのさようなら
疲れた瞳でおどけた君は
僕ばかりが知りすぎた
憧れと呼ぶには遠すぎて
ガラスの向こうで微笑んだ
空の底辺でキスをしよう
名もない感情を持て余す

第9章
夕虹の贈るソナタ
街の終わりに続く
色づく空気
彼の愛したソプラノ
彼女の愛したテノール
世界は君を笑わない
呼吸も忘れる恋をした
必然的運命論
無条件告白
貴婦人の泣きどころ

終章
不覚にも輝いていた
君の世界が果てるまで
結局僕らの未来が悪いのです
奏でる空の透き間から
君の体温で殺されたい
透明なガラスの中で
喜ぶ心が痛むたび、
それでも君は笑うでしょう
僕らに潜む存在価値
君の笑顔の理由になりたい
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