GSNL短編 | ナノ

 コンビニ☆ナイト

「ふわぁ〜ねみぃっ…」
「もう!旬平!今さっきからそればっかり!早く雑誌を裏から持ってきて!」
「へいへーい。」
「もうっ!」


夏休みに入ってから、あたしと旬平はコンビニのバイトのシフトを夜中にしてもらった、といっても部活もあるから週に一回だけど。
夜中は夕方から夜の時間帯と違ってあまりお客は来なくて、主に雑用ばっかり 単調な作業に旬平は眠たくなったみたいというか昼間にあれだけ身体動かしてるんだから眠たくなって当たり前なんだけどね…。まぁ、仕事は仕事!お金貰ってるんだからちゃんとしないとね!

「よしっ!この棚の入れ替え終わり!」

時計を見ると3時ちょうどを針が指していた

「あれ?旬平が雑誌取りに行ったの10分ぐらい前じゃなかった?」

裏までは1分もかからない距離…
さては…控室で寝てるのかも…?
気になって旬平を迎えにいくと…
控室の椅子に座って何やら雑誌を見てる様子…
はぁ…何やってんだか…

そーっと近づき…

「コラっ!」
「うわぁぁぁぁ!」

―ガッシャーーーン!

旬平に声をかけたら驚いて椅子から落ちてしまった。本は私の方へ飛んできたから、 それを拾おうとしたんだけど…

「わわわわわわ!!えーとえーと!」

旬平が慌てて本を拾おうとする
けど、あたしの方が少し早かった

「旬平……」

手に取ってよく見てみると…表紙にエッチな下着をつけた女の人の写真が載っている…どう考えても厭らしい雑誌

「男のロマンつーか?ってかえーっと…あーマジやべぇ。。」

旬平は慌てまくって何かをブツブツ言っている
まぁ、あたしだって男の子がこういうの好きなのはわかるけど…
中を開いて見てみると、下着だったり裸だったり
女の人が男の人とシテる写真があったりする

「わぁー。。」
「わぁーってか何アンタ見てんのっ?!」
「んー?旬平の好みの子とかいるのかな?なんて思ったり…まぁ興味本位?」
「はぁ?何それ…ってか俺の好み…、ねぇ…、ふーん。」

旬平の声のトーンが下がった事が気になり顔をあげると、いつのまにか旬平の顔が近くなってた

「な、なに?」
「俺の好み…アンタなんだけど?」
「え??」

そこには 男 の顔があった
なんだか危機を感じ後ろに下がる…
けど、すぐ壁にぶつかり身動きがとれなくなる
旬平はニヤっと笑いながら壁に両手をついて逃げられなくする

「旬平??」
「ねぇ…、俺の好みの女が気になるってさ…俺の事 意識してくれてたりするわけ?」
「やぁっ…」

耳元で囁かれ 体がビクっとなり変な声がでた

「−ッ!その声…マジパネェ…」
「もうっ!離れてっ!」

胸を押し返すけどビクともしない

「ヤダっ、しかもアンタすっげーいい匂いがする。」
「あっ!や…だっ!」

旬平が首筋に顔を埋めてきた 旬平の唇や髪があたって何ともいえない感覚が体をはしる

「だから…そんな声だしたら我慢できないっしょ?」
「我慢??」

何の我慢かわからずに旬平に問いかける

「あーっ!もうアンタって人は!」

そういうと旬平の顔が近づき 唇に温かいものが触れた

「んっ?!」

それは、旬平の唇…
旬平はあたしにキスをしてきた
最初は、啄むような軽いキスだったんだけど
途中からあたしの唇を舌でこじ開け 自分の舌を滑りこませてきた、旬平の舌があたしの舌と絡み合う
何度も角度をかえながら深い深いキスをしてくる

「んんっ…、んっ…」

旬平のキスは優しいけれど、少し荒くて…
でも、気持ちよくて…声がもれてしまう

「じゅ……ぺいっ…んっ…」

キスを受けながら名前を呼ぶ
すると、旬平はキスをやめた

「はっ…バンビ…アンタ…が好きだっ…」

そう呟く旬平の顔はいつもと違って目が潤んでるっていうか艶があるっていうのか…男の色気が感じられた

「旬平…」

何だか凄く愛おしくなって自分からキスをした

「んっ…んん。」

旬平がキスをしながら服の上から胸を揉んでくる
ちょっと余裕がないのか荒い…
でも、なんか旬平らしくて可愛い

「ね?直に触っていい?ってか触りたい…」
「バカッ…そういう事は言わなくていいの!」
「ちぇ…何だか子供扱い…そういう事言う人には…」
「え?何?きゃっ!!」

旬平が股の間に足を入れてきた。その足をあたしのアソコに当たるように擦りつけてくる
足も当たるけど、旬平の硬くなったモノも当たってなんだかアソコが熱くなって変な感じ…

「ちょっ…!旬平?!」
「何?直に触ってほしい?」
「っ!?そんな事…な…あぁ!」

否定し終わる前に旬平の指があたしのアソコに触れ…擦られアソコがキュンとなる

「やめ…って!」
「やーだ!こんな可愛い顔してくれるのに止められないってのっ!」

旬平はあたしの言葉を無視し服を脱がしていく…

「だめっ!やっ!」

これといった抵抗ができず…下着を足首のところまでずらされた

「やぁっ!!」

足を閉じようとしたら旬平の片足で阻止された

「ダーメッ…」

そして、旬平の指が太ももを撫でながら上に上がってくる

「んん…」

くすぐったいような…何だか訳のわからない感覚で思わず体をよじる

―クチュ

「あっ…!あぁぁっ、やっ!」

旬平の指があたしの中に入ってくる…

「んっ……!」
「濡れてるね…」

旬平が呟きながら指を出し入れする
その度に、クチュっと卑猥な音がする
深夜のコンビニ…
いつ、客がくるかわからないのに厭らしい事をされてる…そう思うと…

「うわっ、今、アンタの中 めっちゃ締まった!」
「だって…んんっ…あっ…」

自分が乱れていくのがわかる…

「挿れて欲しい?」

旬平が嵐にも負けない悪い顔で呟く

「バカっ……」
「そんな事言うんだ?言わないんなら…」
「えっ?」

旬平は、素早く自分のベルトに手をかけ
硬くなった自分自身を取す それから……

−クチュクチュクチュ

「やっ?!あっああん!」

あたしの股の間に旬平のモノを擦り付けてきた

「うっわ−ヌルヌルで…っ…めっちゃイイ…」
「あっあっ…んんっ…!」
「でも…くっ…アンタの中は…もっと…イイ…だろね?」

旬平が色っぽい声で囁く

「やだぁっ!あっ…あ…」

旬平の掠れた声で厭らしい事を言われ 理性が崩れていく

「はぁ…、もう…限界っ」
「あた…しもっ」
「もう…やめてって言われてもとまんねぇからっ…」

そう言うと旬平のモノがゆっくりあたしの中に入ってきた

「はぁっ…」
「んっ…あっ…旬平っ」
「バンビちゃ…ん」

―パンッパンッ

夜のコンビニ バックヤードの中に腰を打ち付ける音と喘ぎ声

「やぁっ…あっ…激し…んっ…」

旬平は最初から激しくて 腰が砕けそう…

「っ… 俺っ…もう…」

旬平の眉間に皺がよる…めっちゃ色っぽくて
あたしのアソコがキュンとなる…

「あ、あたし…もっ…あっ…あっ!やっ…!イクッ…」
「はぁっ…バンビちゃ…んっ!クッ…!」

―ドクッドクッ

あたしの中に旬平のアツいモノが入ってくる

「はっ……」
「ご、ごめんっ…つい…良すぎて…」
「もうっ!つ、次はちゃんと着けて…よっ!こ、恋人同士でも…そこは…しっかりね?」

旬平は一瞬驚いて目を大きくしたけど

「あー!俺っ!マジ嬉しいっ!大好きだよっ!」

と言って抱きついてきてキスをいっぱいくれた
けど、「また、勃っちゃった!いい?」なんて言うもんだから 叩いておいた。
次のバイトの人がくるまで一時間…
仕事は終わるのか…(溜め息)